フロートの製作取り付け
陸上機の引込み脚付きは最近あまり見ることが出来なくなりましたが、我がクラブでも91クラスの機体を水上機に改造して飛ばす人が増えてきました。
新しく水上機を作るよりも楽で簡単ですから当然と言えばそうなのですが、ただしフロートという奴は結構気難しいものでどの飛行機に取り付けてもよく飛ぶとは限りません。
しかし概ねスタント機は失敗がありません。その場合には胴体にピアノ線や、アルミの平板で取り付けるよりいっそ改造して主翼にフロートを取り付けたほうが有利です。
そんなわけで91クラスの低翼機にフロートを取り付けることにしました。以前デサフィオに取り付けたフローとがありますのでその大きさで作ることにします。
先ず3ミリベニヤにフロートの同枠をケガキます。これを糸鋸で切ります。手作業ですが簡単に切れます。
フロートの側板は3mバルサで4枚作ります。この場合同枠が入る箇所に穴を開けておくといちいち線を引かなくても同じものが作れます。
側板に数字が入っていますがこれは重さです。計ってバルサのばらつきを組み合わせで補うものです。
図面がないので見られませんが瞬間の低粘度でどんどん組んでいきます。側板に同枠がはいる穴を開けてあるので簡単です。
ここまでは半日あれば出来てしまいます。このフロートの原型はテトラのフロートだったと思います。もう何本も作ったので型だけ残しておきました。
側板の接着が終わったらフロート下部の真ん中に5ミリバルサでセンター補強材を入れ、その補強材にに2ミリバルサを横目に貼っていきます。
この仕事は瞬間で貼ったのでは曲がった時に修正できませんので、私は何時も木工ボンドで貼っていきます。前側も後ろ側も同じ貼り方です。
同時進行で主翼の引込み脚のタイヤボックスと引込み脚取り付けを塞ぎますが、ここで問題があります。引込み脚の取り付け位置にそのままフロートを取り付けるとフローとが開いた位置になったり、狭い位置になったりします。
この機体の場合は700ミリありましたのでそのまま取り付けるとフロートの幅が広すぎて直進性が悪くなりタッチアンドゴーが難しくなってしまいます。
理想は500ミリか600ミリの範囲がいいので引込み脚の内側に補強材を入れることにしました。そのためには内側を取り付け位置分剥がさなくてはなりません。
先ずタイヤボックスを塞ぎますが2ミリバルサをお釜の蓋のようにRをつけたバルサに貼り付けておき、主翼のRに合わせます。
ぴったり合ったら瞬間をつけて貼り付けます。貼り付けたら上のバルサを剥がし平らに整形します。この時点では整形もざっとペーパーを掛けて置くだけです。
この作業が終わったら反対側をリブの位置まで剥がします。引込み脚のロットを通す穴が開いていますのでここをベニヤリブを作って埋めておきます。
この埋めたり部に3ミリベニヤを渡してフロートを取り付けますのでしっかり接着しておきます。引込み脚の取り付け位置は2ミリバルサで塞ぐだけです。
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