
ダ・ヴィンチを購入しました。昨年メビィウスを階段からこけて壊してから70の機体が無くなり物色中でしたが、今般ホビーネットより機体キットを新しく購入しました。
この手のキットはとてもよく出来ている反面、接着が甘い箇所があり、気をつけないと軽いショックでも機体が破損に繋がることがあります。
又製作中に予想外に手間が掛かる箇所が出てきますので、あらかじめ予想して準備に掛かりましょう。


まず始めに水平尾翼と主翼が水平になるように取り付けてください、とあります。(水平尾翼の前縁が-0.3度)0.3度の度数はチョット測るのが難しいです。
やむを得ずここでは主翼に対して水平尾翼、つまりゼロゼロにすることにしました。そこで水平尾翼のカンザシの中心を測ってみました。 主翼に対して3ミリアップ角度がついています。

どうして測ったかというと、主翼前縁のセンターから主翼後縁センターに合わせて直線を引いてみました。するとご覧のように3ミリほどエレベーターパイプ穴がアップになっています
つまり水平尾翼の前縁が下がっているのです。このまま組めば水平飛行がエレベーターダウンの飛行になる事が考えられます。
そこで前のパイプを3ミリ上げてやればいいので、ホビーネットに電話で機体の構造を聞きましたが、詳しくはわからないとの話なのでやむを得ず調べてみることにしました。
小さい鏡を使って胴体の奥を覗いたところ、パイプが2本入っているだけの構造と解りました。これなら修正は簡単です。

まず前側パイプの上側を3ミりあげてくりぬき、これを上下を逆さまにして入れ直す事にしました。くりぬく工具はカッターナイフの先細です。これでケガき線に沿って切込みを入れ切込みが入ったら1方側から押すと写真のようにバルサは簡単に抜けます。

切り取ったバルサは割れてしまったので新しく作ってもとの位置に3ミリ上げで差し込みます。ここまで出来たらもう一度主翼との直線を確認します。OKならばこの位置で瞬間止めです。
さて、これで水平尾翼はOKと思っていましたが、どっこいそう簡単ではありません。今度は水平尾翼に対して、エレベーターの角度が合わないことが解りました。



と言うのは、このエレベーターは左右をアルミ板で繋ぎ片引きのリンケージなのですが、アルミ板を直線のまま入れると中心が15ミリくらい浮いてしまいます。つまりアルミ板を中心で角度をつけてやらないと水平尾翼と合いません。
結構硬いアルミなので手で曲げるわけにいきませんので、小さい万力にくわえてハンマーで角度を見ながら軽くたたいて合わせていきます。
細かいことを言えば、エレベーターのアルミが入る穴が若干ずれていたり、水平尾翼側のカンザシ後ろが左右1ミリ幅が違っていたりと、ピッタリ合わせるにはチョット手間がかかります。 \(;゚∇゚)/

主翼と尾翼の仮止めをしてみました。出来上がりはこんな感じでしょうか。ラダーはワイヤーで両引きなので普通の仕様です。
ただしここでもラダーのワイヤー出口が5センチほど長めに開けてあり、この穴がフィルムで隠れており、不用意にカッターナイフを入れると長い穴になってしまうので気をつけましょう。ワイヤー出口のノイズレスパイプの穴あけは、機首寄りの位置がワイヤーが長く取れて扱いやすいようです。
又、エレベーターリンケージは、サーボ2個使うか、いろいろ考えた末、ロット棒を入れて両引きにすることにしました。エレベーターの片引きは何となく気が進みません。かと言ってサーボ2個尾翼に収納するには工作が面倒です。
しかしいざやってみると胴体の意外な狭さに泣かされています。ラダーのワイヤーとエレベーターのロットが干渉してしまうほど狭いのです。さて、どうしたものか。


ご覧のようにエレベーターロッドと、ラダーワイヤーの上下はわずかに5ミリほどの余裕しかありません。どうしよう、飛行中に振動で干渉してしまう事が考えられます。
さて、後はサーボベットを作り直して15ミリほど下げて新しく作る方法があります。只今思案中、只今思案中・・・・・・・・・・・・・・・( ̄Д ̄;;




結局変更通りエレベーターはロット棒の両引きにしました。わずかな隙間しかなかったところは胴枠を半円に削って余裕を取りました。
サーボをセットしてラダーとエレベーターを同時に動かしてみましたが、順調に動きます。これなら問題はないでしょう。後、水平尾翼を胴体に接着しますがこれもカーボンパイプに穴を開けてビス止めが出来ない構造なので、一度胴体にじかに接着したら、もう外すことはできません。
外す時は水平尾翼を壊すしかありません。幸い取替え用の水平尾翼が発売されていますので、どうしても取り替えなくてはならないときは新しい水平尾翼を購入しましょう。



エンジンの取り付けを行います。フロントカバーを胴体にセットして取り付け位置を決めたら一度エンジンを仮止めして位置の確認をした後、穴を開ける位置をけがきます。
ニードルの位置とか、スロー調整の穴、前面の空気取り入れ口、総て紙で位置決めをしてから穴あけをします。この作業が終われば後はエンコンのリンケージと、エルロンのリンケージ、後はもう説明の必要がないものばかりです。


まだまだ飛行するまでには細かい仕事が残っています。しかしこんなところでお開きでしょうか。後は飛行を楽しむだけですね。果たして調子よく楽しめますかね。
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